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避難と減災に配慮を 日頃の対応が重要に

 2011.10.12掲載

衆 議 院 議 員

二 階  俊 博

 

 3・11の東北の大災害は、私たち国民はもとより、世界中の人々に大きなショックを与えた。
しかし、紀伊半島を襲った台風十二号も私たちの地元、和歌山県にも大変な衝撃でした。今、市町村、県、国、JR等総力を挙げて復旧に取り組んで頂いていることは、感謝に耐えない。道路、河川、鉄道、農業、漁業、森林、学校、社会体育施設、文化施設等あらゆる分野において甚大な被害となり、本県だけでも一千億円を越える大きな被害を受けた。
尊い命を犠牲にされた方々が五十名に及び、あらためて哀悼の意を表したい。
災害発生に伴い和歌山県庁に災害対策本部をつくり、私たち自民党和歌山県連においても、災害対策本部を直ちに立ち上げました。県議会議員を中心に県と市町村の間の連携を密に国に対しても力を尽くして頂いている。
谷垣自民党総裁の来県に続いて、(社)全国治水砂防協会の会長の綿貫元衆議院議長が現地視察をされることになっている。
全国治水砂防協会の理事として、私も災害の現地のご案内をさせていただくことになっている。
「津波対策の推進に関する法律」は私が提唱し、ご理解を寄せてくれる自民、公明の協力で曲折を乗り越えて、最終には、衆参両院共に全会一致で、全員の賛成を得て提案の日より一年と六日間を要しましたが、法案を成立させることができた。
「十一月五日」を全国的に津波の日と定め、濱口悟陵先生の遺徳を賞賛し、全ての国民が再び津波の被害で命を失うようなことのないよう国民みんなの誓いの日にしたいと考えている。
 その日を記念して、今、記念行事を内閣府でも県でも懸命に工夫をしてくれている。
私は県と相談し、俳優の杉良太郎氏の協力を得て、太鼓の名人に依頼して、「稲むらの火太鼓」を作曲してもらっている。
やがて曲が出来て、勇壮に奏でる日を想像している。
 昨年の二月二十七日のチリ沖地震津波の日、太平洋岸の避難指示・避難勧告の対象人員一六八万人に対し、避難した人は僅か三・八%、約六万四千人という結果に愕然とした。   
法律を作って、本格的に国民の皆さんに避難とその訓練を呼びかけなければ、大変なことになると判断した。その上、3・11の被害ぶり、これからは国を挙げて「避難」を実行しなければならないと痛感している。
我々は、「避難」と同時に減災に対する配慮がなくてはならない。台風十二号の被害をみても、日頃の対応の重要性を物語っている。「コンクリートから人へ」と寝言のようなことを言っている人たちが、今でもそんな無責任なことを言っておれますかと尋ねてみたい。
津波から人々を救った稲むらの火の教えは、小学校の教科書に掲載されており、リーダーの濱口悟陵の決断と、村人を復興に導いた快挙は、今日あらためて世間の賞賛を集めている。広川町の「稲むらの火記念館」は観光客で押すな押すなの盛況が続いている。有名なヤマサ醤油の「稲むらの火」も完売でうれしい悲鳴が聞こえて来ている。濱口悟陵の生涯はベストセラー作家の大下英治氏によって、克明に描かれ、講談社より近く出版される日を楽しみにしている。

 

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